ステラクリマの匣庭ー貴方が読むまで、終わらない物語ー

崇拝

君は神だ。君は光だ。君は僕の唯一。

それでも君は言った、「自由になりたい」って。

ねえ、どうして?

僕は君のために生きてるのに、
僕を捨てて、どこへ行くの?

だったら――その翼、折らせてもらうよ。

愛してるんだ。それだけなんだ。

君が笑ってくれるなら、どんな嘘だってつける。

たとえ、その笑顔が苦しみの果てにしか咲かないとしても。



ーーミザール
< 24 / 30 >

この作品をシェア

pagetop