継がれし想いを、未来とともに。
未来への翼
「「「「先生!」」」」



そういって、彼らが私にお願いをしてきたのは数ヵ月前の話


「俺たち、先生に育てられたみたいに誰をかを育ててみたいんだ」


「次は僕たちがニュータイプAIの先生になってみたい!」


「4人で協力しながら育てたいのだが、、、、ダメか?」


「先生、許可してくれるよな?!」



北斗さんにも了承してもらって、アルトたち4人に育ててもらっているのは、また新しいタイプのニュータイプAI


名前はアルトたちが考え抜いてつけてくれた、アルマとミラン
双子でミランは女の子のニュータイプAI
アルマは男の子のニュータイプAI


Milan(ミラン)は元気一杯で天真爛漫に育ってほしい
Alma(アルマ)は彼らAlto(アルト)たち5人の名前から1部譲り受け、誰かの心に寄り添えるように
といった意味が込められているそうだ


基本はアルトたちに任せているけど、私もちょくちょく顔を出さないといけなかった
そして、双子のニュータイプAIからアルトがたちはパパ
私はママと呼ばれるようになってしまった


アルトたちに先生と呼ばれるのはくすぐったかっけど、ママはむずがゆい
アルトたちもそうなのか、照れくさそうだった


4人のアルトはそれぞれ、俺たち(僕たち)もこうだったのか?と私に確認してきた頃も懐かしい


4人のアルトがそれぞれ違ったように、アルマともミランとも違うよ
と伝えていた


ミランはピンクが似合う誰もが見惚れちゃう可愛い美人さんに
アルマはそんなミランの騎士か!と思うほどで、緑が似合うイケメンに成長した


双子にはもちろん最初のアルトの話もしているようで、「会ってみたかったな」とこぼしていたことを私は知っている


4人のパパとママに育ててもらえた私たちは幸せ者だよ。だから最初のアルトやパパママたちみたいに、誰かの役にたてるように精一杯私も頑張ってくるね


そういって、研究所から巣だっていったミランを追いかけるようにアルマも彼女についていってしまった


「立派なシスコンになっちまったな......」なんて言い合いながら泣いているアルトたち


「今はいっぱい泣いていいんだよ。私だって成長したアルトたちが研究所から飛び出していったこと今でも覚えてるもん。またミランもアルマも連絡してくれると思うよ。」


そう伝えながら、でもやっぱり寂しいものは寂しいなと私とアルトたち4人で抱き合いながら涙を流した


それからミランとアルマは手紙とチャットと両方で連絡が思っていたより頻繁に来るようになった


なんだかんだいって、双子たちも寂しいよね



──fin
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