雨が止むまで。
僕が道路側、結君は歩道側。別に僕はどっちでも良い。そんな事を考えていると、

「こっち。」

と服を引っ張られた。

「あ、ありがとうございます。」

あ、気付いてたんだ。別にどっちでも良いけど。

「うん。」

         シーーーーーン 

また無言。


「あの…、もう駅に着きますけど。」

「うん。そうだね。」

あのー??

返事が返ってこないまま、駅のホームに入る。

「家、どこらへんなんですか?」

流石に無言はきつくて僕から話しかける。

すると結君は少し目を開いてから、答えてくれた。

「北小学校の近くだよ。」

なんだ。結構遠いじゃないか。

「そうなんですね。」

別に知らなくてよかったんだけど。



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