幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「……うん」
やっぱりそうだったんだ―――逢生の人生を左右してしまったという悔恨。
優秀な逢生は他にもまだ選べる道があったはずなのに。
子供の頃、私がなにげなく言った言葉を信じてここまできた。
嬉しいけど、逢生のためにそれはよかったのかなと思ってうつむくと顎をつかまれ、上を向かされた。
「俺は全部、奏花のものだ」
またキスをして、逢生はもう私を逃がさない。
きっと逃がしてはくれない。
自分の気持ちに気づくまでこんなにかかるなんて思っても見なかった。
逢生はいつも私のそばにいて、留学中も寂しいって私に感じさせないくらい連絡を寄越していたから、そばにいるのが当たり前になって―――でも梶井さんに出会って逢生の存在が当たり前なんかじゃないってわかった。
私に安心感をくれる大切な存在。
「逢生。梶井さんからスカーフを渡されて悔しかった?」
「あたりまえ。殴ってやろうかと思った」
「じゃあ、悔しい顔をして」
頬を両手で包み込むと逢生は嬉しそうに笑って言った。
「今は奏花のお願いでも無理だよ」
こんなに幸せなのに―――と言って逢生は私の体を強く抱きしめた。
やっぱり私は逢生に負けてる。
だって、逢生は私をこんなに必要としてくれていて、幸せな気持ちにしてくれるんだから。
やっぱりそうだったんだ―――逢生の人生を左右してしまったという悔恨。
優秀な逢生は他にもまだ選べる道があったはずなのに。
子供の頃、私がなにげなく言った言葉を信じてここまできた。
嬉しいけど、逢生のためにそれはよかったのかなと思ってうつむくと顎をつかまれ、上を向かされた。
「俺は全部、奏花のものだ」
またキスをして、逢生はもう私を逃がさない。
きっと逃がしてはくれない。
自分の気持ちに気づくまでこんなにかかるなんて思っても見なかった。
逢生はいつも私のそばにいて、留学中も寂しいって私に感じさせないくらい連絡を寄越していたから、そばにいるのが当たり前になって―――でも梶井さんに出会って逢生の存在が当たり前なんかじゃないってわかった。
私に安心感をくれる大切な存在。
「逢生。梶井さんからスカーフを渡されて悔しかった?」
「あたりまえ。殴ってやろうかと思った」
「じゃあ、悔しい顔をして」
頬を両手で包み込むと逢生は嬉しそうに笑って言った。
「今は奏花のお願いでも無理だよ」
こんなに幸せなのに―――と言って逢生は私の体を強く抱きしめた。
やっぱり私は逢生に負けてる。
だって、逢生は私をこんなに必要としてくれていて、幸せな気持ちにしてくれるんだから。