幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
私が気づかなかっただけで。
「桑地さんだって逢生にはいるし。今日だって、一緒に食事に行ったんじゃなかったの?」
「行かなかった。奏花に会いたかったから、途中で行くのをやめて帰ってきた。もしかして、桑地に嫉妬?」
「しっ、嫉妬って」
逢生からはさっきまで感じていた緊張感はなかった。
顔には優しげな笑みを浮かべていた。
「奏花は俺にとって必要な人間だよ。他の誰よりも」
逢生は私の髪に触れ、頬を撫でた。
その大きな手のひらに自分の重みを預け、目を閉じる。
「私、逢生に伝えたいことがあるの」
私の言いたいことを理解したらしく、泣きそうな顔をしていた。
泣く逢生なんて見たことない。
その顔に煽られて私からキスをした。
逢生は角度を変え、何度も唇を重ねた。
「大好きよ、逢生」
「うん」
震える声で逢生は返事をして体をきつく抱きしめた。
「逢生。私のライバルじゃなくて、恋人になってくれる?」
「奏花は俺の一番だから、恋人になれてもライバルになれないよ」
痛いくらいに抱きしめたまま、逢生は耳元で囁いた。
「チェロを始めたのも奏花に俺を好きになってもらいたかったから」
「桑地さんだって逢生にはいるし。今日だって、一緒に食事に行ったんじゃなかったの?」
「行かなかった。奏花に会いたかったから、途中で行くのをやめて帰ってきた。もしかして、桑地に嫉妬?」
「しっ、嫉妬って」
逢生からはさっきまで感じていた緊張感はなかった。
顔には優しげな笑みを浮かべていた。
「奏花は俺にとって必要な人間だよ。他の誰よりも」
逢生は私の髪に触れ、頬を撫でた。
その大きな手のひらに自分の重みを預け、目を閉じる。
「私、逢生に伝えたいことがあるの」
私の言いたいことを理解したらしく、泣きそうな顔をしていた。
泣く逢生なんて見たことない。
その顔に煽られて私からキスをした。
逢生は角度を変え、何度も唇を重ねた。
「大好きよ、逢生」
「うん」
震える声で逢生は返事をして体をきつく抱きしめた。
「逢生。私のライバルじゃなくて、恋人になってくれる?」
「奏花は俺の一番だから、恋人になれてもライバルになれないよ」
痛いくらいに抱きしめたまま、逢生は耳元で囁いた。
「チェロを始めたのも奏花に俺を好きになってもらいたかったから」