幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
逢生の目が細められた。
「俺の方が男として上だから焦ってる?まあ、それは間違いじゃないか。俺の方がチェロもうまいし?」
「誰が。俺はお前に負けない」
初めて見る逢生の闘争心。
梶井さんはそれを楽しそうに眺めていた。
気のせいじゃなかったら、梶井さんは逢生といる時が一番楽しそうに見える。
「コンサートが楽しみだな。俺に負けるなよ。子犬」
「それはこっちのセリフだ」
コンサート?
コンサートって、そんな戦いの場じゃないでしょ。
私がなにか聞く前に逢生が強い力で引っ張った。
慌てて自分のバッグを手にして逢生についていく。
「看病、ありがとう。奏花ちゃん。深月が嫌になったら、いつでもこの部屋にきていいよ」
逢生は梶井さんの部屋を出ると無言でドアを閉めた。
部屋にも寄らずにすぐここにきたらしく、鍵がかかったままだった。
「ご、ごめんね。でも、梶井さんは床に転がっていて……」
「浮気してないのはわかってる」
「もちろんよ!」
うんうんっと頷いたけど、逢生は納得いかない顔をしていた。
「でも、奏花は情にもろいところがあるから」
最後の最後まで信じなさいよ……そこは。
「俺の方が男として上だから焦ってる?まあ、それは間違いじゃないか。俺の方がチェロもうまいし?」
「誰が。俺はお前に負けない」
初めて見る逢生の闘争心。
梶井さんはそれを楽しそうに眺めていた。
気のせいじゃなかったら、梶井さんは逢生といる時が一番楽しそうに見える。
「コンサートが楽しみだな。俺に負けるなよ。子犬」
「それはこっちのセリフだ」
コンサート?
コンサートって、そんな戦いの場じゃないでしょ。
私がなにか聞く前に逢生が強い力で引っ張った。
慌てて自分のバッグを手にして逢生についていく。
「看病、ありがとう。奏花ちゃん。深月が嫌になったら、いつでもこの部屋にきていいよ」
逢生は梶井さんの部屋を出ると無言でドアを閉めた。
部屋にも寄らずにすぐここにきたらしく、鍵がかかったままだった。
「ご、ごめんね。でも、梶井さんは床に転がっていて……」
「浮気してないのはわかってる」
「もちろんよ!」
うんうんっと頷いたけど、逢生は納得いかない顔をしていた。
「でも、奏花は情にもろいところがあるから」
最後の最後まで信じなさいよ……そこは。