幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
結局疑っているじゃないと思いながら、玄関のドアを開けて中に入った。
でも、浮気していないってことをわかってくれているのならまあいいかと、ほっと胸をなでおろした。
誤解されるのは嫌だし。
よかった。
そう思っていると。逢生が部屋に入るなり、唇をふさいだ。

「んむっ!?」

「わかっているのと赦すのは別」

唇を一瞬だけ離して、そんなこと言った。
どういう意味よっー!!
噛みつくようなキスをして、逢生は壁に体を押しあてた。
深く絡みつく舌が言葉を奪い、口内を蹂躙していく。
唇は柔らかな感触なのにされるキスは荒々しい。

「逢生っ……!」

苦しくてもがいても赦してはくれない。
逃げようとしても追われて塞がれ、今までのキスは逢生は手加減していたのだと知った。
自分の感情を抑えたキスだったんだと―――

「ん……」

チリっとした痛みに顔をしかめても逢生は容赦なく痕をつけていく。
赤い痕を残されてもだめとは言えなかった。
いくつかの痕を残すと、やっと唇を私の体から離してくれた。

「俺は独占欲が強いよ」

鋭い目と低い声―――やっぱり怒っている。

「し、知ってる」
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