幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
眠くなってきて目を閉じたその時、ピンポーンとインターホンがなった。
誰だろうと思っていると何度もインターホンが鳴る。
これはもう誰かすぐにわかった。
起き上がって、玄関まで走って行った。

奏花(そよか)!」

ドアを開けるとそこには前髪をチョンマゲに結んだ奏花がいた。
どうしてチョンマゲなんだろう?
しかも、おでこに生クリームがついている。

「逢生?よかった。昼寝してるのかなって思ってたー」

そんなおかしな格好で得意気な顔をするのは奏花くらい。
可笑しくて吹き出すと奏花は不思議そうに首をかしげた。

「なによ?」

「なんでもない」

「逢生、今から私の家にきて!」

「え?」

「今日は逢生の誕生日でしょ?私、ケーキを焼いたの。バースデーケーキよ。すごいでしょ!」

「俺のケーキ?」

「当たり前じゃない。他に誰がいるのよ。行こっ!」

俺の手をとると奏花は隣の家に連れて行った。
さっきまで眺めていたあの明るくて暖かい場所。
奏花がホワイトチョコのプレートに『あお、おめでとう』とチョコペンで書いてくれた。

「これ、俺のため?」
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