幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「逢生、おかえり」
隣を歩く奏花がやっとおかえりを言ってくれた。
「遅い、奏花」
「誰のせいよ、誰のっ!」
「奏花のせい」
「なんでよっ!」
奏花は怒るけど、悪いのは奏花だよ。
あんな変な連中と食事なんかして。
油断も隙も無い。
昔から奏花は変な男に引っかかるから心配だ。
「帰るなら、帰るって連絡しなさいよ」
「サプライズ」
「なにがサプライズよ!もう存在がサプライズよ」
怒る理由がわからない。
俺は奏花を助けただけなのに。
繋いだ手からはあの頃と同じ温かさが伝わってくる。
隣で歩く奏花は俺より二個上でいつも先を歩いてた。
中学、高校、大学と入学するたびに俺は奏花が遠くなっていくのを感じていた。
でも、今は違う。
「逢生、手が痛い」
「ごめん」
気づかぬうちに握る手に力がこもっていた。
今なら並んで歩ける。
もう置いて行かれることはない。
だから、覚悟しておいて―――奏花。
隣を歩く奏花がやっとおかえりを言ってくれた。
「遅い、奏花」
「誰のせいよ、誰のっ!」
「奏花のせい」
「なんでよっ!」
奏花は怒るけど、悪いのは奏花だよ。
あんな変な連中と食事なんかして。
油断も隙も無い。
昔から奏花は変な男に引っかかるから心配だ。
「帰るなら、帰るって連絡しなさいよ」
「サプライズ」
「なにがサプライズよ!もう存在がサプライズよ」
怒る理由がわからない。
俺は奏花を助けただけなのに。
繋いだ手からはあの頃と同じ温かさが伝わってくる。
隣で歩く奏花は俺より二個上でいつも先を歩いてた。
中学、高校、大学と入学するたびに俺は奏花が遠くなっていくのを感じていた。
でも、今は違う。
「逢生、手が痛い」
「ごめん」
気づかぬうちに握る手に力がこもっていた。
今なら並んで歩ける。
もう置いて行かれることはない。
だから、覚悟しておいて―――奏花。