幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「付き合ってないってば!」
「はいはい」
なんて鋭い。
寿実に住居の変更届を会社に提出しているのがバレて、しつこく問い詰められた。
もちろん、逢生と暮らしていることも住所も秘密にした。
教えると厄介なことになりそうだし……
秘密にしていたのにそこまで思考を発展させていたとは。
恐るべし。
恋愛ハンター。
「どんな人なの?」
「私が小学生の頃、公園に遊びに行ったらチェロを弾く高校生がいてね。チェロを弾く姿がすっごくかっこよかったの。ほら、小さい頃って大人の人に憧れたりするじゃない?そのノリよ、そのノリ!」
「楽器を弾ける男はいいわよね」
同感と寿実がうなずいた。
私が梶井さんに会ったのはちょうど逢生と二人でピアノを習っていた時期だった。
夏休みに入った最初の週、ピアノのお稽古かばんを手にして逢生と一緒にピアノ教室に向かっていた時のことだった。
ピアノ教室へは公園を抜けると近道でいつものように最短ルートを選ぶ。
逢生と二人、緑の多い公園の小道を歩いていた。
公園の木々が夏の日差しを遮って涼しい木陰を作り、暑さをやわらげてくれる。
「音楽が聴こえる」
「はいはい」
なんて鋭い。
寿実に住居の変更届を会社に提出しているのがバレて、しつこく問い詰められた。
もちろん、逢生と暮らしていることも住所も秘密にした。
教えると厄介なことになりそうだし……
秘密にしていたのにそこまで思考を発展させていたとは。
恐るべし。
恋愛ハンター。
「どんな人なの?」
「私が小学生の頃、公園に遊びに行ったらチェロを弾く高校生がいてね。チェロを弾く姿がすっごくかっこよかったの。ほら、小さい頃って大人の人に憧れたりするじゃない?そのノリよ、そのノリ!」
「楽器を弾ける男はいいわよね」
同感と寿実がうなずいた。
私が梶井さんに会ったのはちょうど逢生と二人でピアノを習っていた時期だった。
夏休みに入った最初の週、ピアノのお稽古かばんを手にして逢生と一緒にピアノ教室に向かっていた時のことだった。
ピアノ教室へは公園を抜けると近道でいつものように最短ルートを選ぶ。
逢生と二人、緑の多い公園の小道を歩いていた。
公園の木々が夏の日差しを遮って涼しい木陰を作り、暑さをやわらげてくれる。
「音楽が聴こえる」