幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
梶井さんは顔を近づけると、すっと頬にキスをし、ふっと耳に息をかけた。
ぞわりとした感触がはしり、鳥肌が立って身構えた。
「ひえっ!!」
私の反応がおかしかったらしく、口に手をあてて笑っていた。
な、なんなのよー!
「もっ、もう近寄らないでください!」
「奏花ちゃん。顔が真っ赤だ」
ぶるぶると震える手でカードキーを差し込んでドアを開けた。
こんなの涙目もいいところ。
逢生以外の男の人に頬とはいえ、キスされるなんて動揺しないほうがおかしい。
「サイダー、ありがとう。お隣だし、いつでも遊びにきて。深月より楽しませてあげるよ」
「ぜっっったいに行きません!」
梶井さんは笑いながら手を振った。
からかわれているのはわかっている。
わかってるけど―――あの孤独だけは本物だった。
ドアを閉めてもまだ梶井さんの香りがするような気がして、しばらく動けずにいた。
ぞわりとした感触がはしり、鳥肌が立って身構えた。
「ひえっ!!」
私の反応がおかしかったらしく、口に手をあてて笑っていた。
な、なんなのよー!
「もっ、もう近寄らないでください!」
「奏花ちゃん。顔が真っ赤だ」
ぶるぶると震える手でカードキーを差し込んでドアを開けた。
こんなの涙目もいいところ。
逢生以外の男の人に頬とはいえ、キスされるなんて動揺しないほうがおかしい。
「サイダー、ありがとう。お隣だし、いつでも遊びにきて。深月より楽しませてあげるよ」
「ぜっっったいに行きません!」
梶井さんは笑いながら手を振った。
からかわれているのはわかっている。
わかってるけど―――あの孤独だけは本物だった。
ドアを閉めてもまだ梶井さんの香りがするような気がして、しばらく動けずにいた。