寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
二人でちょっとキョロキョロしながらコンビニに行く。
キョロキョロしていたのは、例の彼女がいないか確かめるためだ。
「よく考えたら、そう簡単に姿を現すはずがないよな」
「ストーカーなら、潜んでるはずですもんね」
いや、あの人がストーカーであるとは限らないのだが……。
二人で材料を買って帰り、料理を作った。
綾都が煮た冷凍緑黄色野菜を食べたときの慶紀の顔がちょっと気になったが。
二人でワインを呑んで、楽しく時間を過ごす。
――やっぱり、お酒っていいな。
今日なんて、家だし、堅苦しいこともないから。
一気に距離が縮まった気がする。
「あ、もうこんな時間ですね」
「タクシーを呼ぼうか」
「すみません」