リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜

11 決戦の日






ついにこの日がやって来た。





ここのところ寝不足気味ではあったけど、昨日の夜は久し振りにぐっすり眠れたし、そのおかげか今日はいつもよりも頭がシャキッと冴えている気はするし、肌の調子も、声の調子も良い感じ。






「うん!…大丈夫。行ける!」






楽屋の鏡の中の自分にそう言い聞かせる。





先程柊子さんから受け取った、今日の大まかな流れが書いてある台本に再度目を通す。





通常通りであればスタッフが私を呼びに来てからスタジオに向かうところだけど、今日は呼ばれる前に自ら楽屋を出ることにした。





とにかく事前準備に余念が無い私は、番組開始の当初はいつも呼ばれる前に楽屋を出ていたんだけど、なにかと気を使ってくれるスタッフがそれに合わせて早めの時間にやって来るようになって。



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