リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
「それに比べて遊佐さんは本当に凄いわ。まだ若いのに、ちゃんと生放送の司会アシスタントが務まってるんだから。…あがり症な上に人見知りしちゃう私には到底無理ね。」
そう言って優しい目をして笑う磯本さんを見て私は思った。
もっと、ゲストに来てくれる人の本質を見抜けるような人間になりたい。
私がそうなれていたなら、あの磯本さんゲストの日も、世奈さんがあんな事にならずに済んだのかもしれない。
「あの、私、嬉しいです。磯本さんみたいな女優さんからそんな風に言って貰えるなんて…。実は今日は、私にとって勝負の日で。だから、絶対に失敗出来ないんです。」
「…そうだったの!それなら余計に申し訳なかったわね。大事な出演の前に呼び止めちゃって…。」