リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜





けっこうな音量でファンクっぽい曲のイントロが流れだすと、その音に乗って軽快にステップを踏みだした。




あぁ、これは確か胡兎が得意なポップっていうジャンルのダンスだ。





私自身は正直なところ、他人のダンスを評価できるようなレベルではない。




だからおこがましい事を言える立場ではないんだけども。






それでも、今目の前で踊っている宮敷さんは胡兎と比べても歴然たる差があるようには思えなかった。






…つまり、思っていたよりもずっと宮敷さんのダンスは上手かったということ。







“え、凄いじゃん。”思わずそう口に出してしまいそうになったその時───。






「あ~ダメだっ!もう疲れた。」





突然身体のバランスを崩したかと思うと、あきらかに今流れている曲のサビに突入するその直前で、セットの床に手をつき四つん這いの姿でゼエハアと肩で息をしている。



 
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