リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜





その隙を狙って私は寧音の方に近づき、笑顔でアイコンタクトをとる。





もちろん、“今のトークの流れ、良かったよ。得意なイラストも披露出来たし、寧音も頑張ったね。“っていう意味を込めて。





なのに…。






私の視線に気づいた、と思ったら思いっきり目を逸らされ、ふいっと首だけを回れ右するかのようにして横を向いてしまった。







ああ、なんだ。






寧音が不満に思っていたのは、自分が今日ここで何を披露させてもらえるか、なんて事じゃない。






私に対して…だったんだ。






つまり、例の件をまだ怒っていて、その不満を私のこのレギュラー番組でまで、私に向けてやろうって…そういうつもりなんだろう。








プロ意識だけはちゃんと持ってやっている寧音。





それは私の勘違いだったのかもしれない。





今、目の前に居る寧音の子供っぽい態度に私は辟易としていた。





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