リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
「…じゃあ!そろそろいいですか!?」
「ん?朱理、そろそろって何が…?」
食い入るように真鵺の表情を凝視していた宮敷さんは、唐突に切り出す私の方を振り返る。
「決まってるじゃないですか。私がクローズアップされる時間、そろそろなんじゃないかなって。時間がちょっとね、押してきてますよ?」
実際のところはそんなこともなくて、司会進行のペースは時間が押し気味だった雫の時からすっかり元のペースに戻っていた。
だから…。
"え、いいの?真鵺ちゃんのターン、これで終わっちゃっても。"
そんな宮敷さんの困惑と心の声が伝わってくる。
そりゃそうだ。
でも仕方ないじゃん。
私だって本当はもっと真鵺のいいところをアピールしてもらいたいって思ってる。
でも今この場面じゃ、真鵺が自らリアクションをとってくれないんじゃ全然話にならない。