Good day ! 4【書籍化】
「おはようございます」
オフィスにShow Upしてサインしていると、伊沢もやって来た。
「おっ、恵真! おはよう」
「おはよう、伊沢くん。最近どう?」
「うーん、実機訓練で毎日必死」
伊沢はちょっと苦笑いで答える。
「そっか。あと5レグくらい?」
「多分ね、順調にいけば」
伊沢は副操縦士としての飛行時間も基準をクリアし、機長昇格審査で選ばれ、昇格訓練に入っていた。
シミュレーター審査で合格し、今は実機でのライン訓練中で、実際の路線で乗客を乗せてのラインチェックをパスすれば、晴れて機長となる。
それに他社ではあるが、こずえも同じように機長昇格訓練に入っていた。
恵真は、妊娠と出産の期間に空を飛ばなかったこともあり、飛行時間が基準にはまだ少し足りていない。
(焦る必要はない。私は私で、着実に経験を積んでいこう。今は、伊沢くんとこずえちゃんの訓練をしっかり応援したい)
そう心に決め、電話でこずえの話を聞いたり、オフィスで伊沢に声をかけたりしていた。
同じように大和もまた、教官操縦士と査察操縦士への訓練を終え、正式に昇格を果たしたばかり。
おそらく大和が初めてラインチェックするのが、伊沢になるのでは?と言われていた。
(みんながんばってる。私も負けていられない)
恵真も、徐々に復活する世界各地のフライトのため、海外の空港の情報やアプローチの仕方、飛行ルートなどを日々勉強していた。
オフィスにShow Upしてサインしていると、伊沢もやって来た。
「おっ、恵真! おはよう」
「おはよう、伊沢くん。最近どう?」
「うーん、実機訓練で毎日必死」
伊沢はちょっと苦笑いで答える。
「そっか。あと5レグくらい?」
「多分ね、順調にいけば」
伊沢は副操縦士としての飛行時間も基準をクリアし、機長昇格審査で選ばれ、昇格訓練に入っていた。
シミュレーター審査で合格し、今は実機でのライン訓練中で、実際の路線で乗客を乗せてのラインチェックをパスすれば、晴れて機長となる。
それに他社ではあるが、こずえも同じように機長昇格訓練に入っていた。
恵真は、妊娠と出産の期間に空を飛ばなかったこともあり、飛行時間が基準にはまだ少し足りていない。
(焦る必要はない。私は私で、着実に経験を積んでいこう。今は、伊沢くんとこずえちゃんの訓練をしっかり応援したい)
そう心に決め、電話でこずえの話を聞いたり、オフィスで伊沢に声をかけたりしていた。
同じように大和もまた、教官操縦士と査察操縦士への訓練を終え、正式に昇格を果たしたばかり。
おそらく大和が初めてラインチェックするのが、伊沢になるのでは?と言われていた。
(みんながんばってる。私も負けていられない)
恵真も、徐々に復活する世界各地のフライトのため、海外の空港の情報やアプローチの仕方、飛行ルートなどを日々勉強していた。