Good day ! 4【書籍化】
「きゃー、可愛いイルカ!」
翌日からレンタカーを借りて観光に出かけると、シーライフ パークで舞はイルカに目を輝かせた。
「決めた! うちにあるイルカのぬいぐるみ、宮崎に持って行こうっと」
「えー、舞。子どもかよ?」
翼が呆れたように言う。
「なんとでも言って。イルカちゃんがいれば、訓練がんばれるもーん。あ、Tシャツも買おう! 翔くんと美羽ちゃんのもお土産に買って、4人でお揃いにしようよ」
「おい、なんで俺も買う前提なんだ?」
「買うでしょ?」
「買わないよ!」
そう言いつつ、翼は結局色違いのTシャツを購入していた。
「ふふっ、楽しみだねー、宮崎」
「そんなこと言ってられるのも、今だけだと思うぞ?」
「じゃあ今のうちに散々言っておこうっと」
二人の会話を、恵真と大和は微笑ましく見守った。
翼も舞も臆することなく、英語でペラペラとショップのスタッフとやり取りする。
そんな二人の姿が頼もしく、同時に少し寂しくもあった。
翌日からレンタカーを借りて観光に出かけると、シーライフ パークで舞はイルカに目を輝かせた。
「決めた! うちにあるイルカのぬいぐるみ、宮崎に持って行こうっと」
「えー、舞。子どもかよ?」
翼が呆れたように言う。
「なんとでも言って。イルカちゃんがいれば、訓練がんばれるもーん。あ、Tシャツも買おう! 翔くんと美羽ちゃんのもお土産に買って、4人でお揃いにしようよ」
「おい、なんで俺も買う前提なんだ?」
「買うでしょ?」
「買わないよ!」
そう言いつつ、翼は結局色違いのTシャツを購入していた。
「ふふっ、楽しみだねー、宮崎」
「そんなこと言ってられるのも、今だけだと思うぞ?」
「じゃあ今のうちに散々言っておこうっと」
二人の会話を、恵真と大和は微笑ましく見守った。
翼も舞も臆することなく、英語でペラペラとショップのスタッフとやり取りする。
そんな二人の姿が頼もしく、同時に少し寂しくもあった。