君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜
「いっ…てて…。急に離すな!」


痛さで涙目になりながらばっと芳明を振り返ると、なぜか芳明は驚いたように大きく目を見開いていた。


「…?なんだよ」

「え、あれ…光莉?」

「…え?」


ハッと、手元に落ちているカツラの存在に気づく。

転んだ時に外れてしまったんだ…!

てことは…。


「光莉じゃん!?ええ!?なんでおまえここにいんだよ!てか光瑠は!?」

「ちょ、声大き…」

「さっきからうるさいんだけど、なんの騒ぎ…」


がちゃっと音を立ててドアが開き、自室から緒方清春(おがたきよはる)が出てきた。

驚いたように目を見開く清春に、ああやってしまったと思うがもう遅い。


「…青柳、寮内は女子の立ち入りは禁止のはずだが」
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