アルト・レポート【アルトレコード】
自分専用の研究室で、北斗はいつものように仕事をしていた。
昨日から新人が来て、アルトの面倒をみてもらうことにした。
今までなにも変化がなかったアルトに大きな変化が起きた。
期待しないわけにはいかない。
なんども様子を見に行ったが、今のところは順調そうだ。
定時近くになると、ピコン、とメッセージを告げる音が響いた。
北斗はメッセージに気付いてそれを開いた。
新人研究員からのアルトの報告書だ。
『今日は初めての本格的な勤務です。入っていきなりアルトくんを任されて驚きました。アルトくんは最初、無表情でなにを話しかけても反応が薄くてこまりました。白い髪に白い服だと、彼の状態もあいまって、まだなににも染まってない純真な感じがします。今は元気な少年に育ってよかったです』
その文章に、北斗は思わず噴き出した。これではまるで小学生の日記だ。
北斗はメッセージの送信画面を開き、細く長い指をキーボードに滑らせる。
『〈件名:レポートについて〉
敬語でなくていいよ。大学のときのレポートでも敬語ではなかったよね? それからアルトは「くん」をつけなくても大丈夫だよ』
そう送ると、返信はすぐに届いた。
『Re:申し訳ございません。以降、気を付けます』
真面目で律儀そうな女性だ、アルトだけではなく今後の彼女の成長を楽しみにしておくことにする。
昨日から新人が来て、アルトの面倒をみてもらうことにした。
今までなにも変化がなかったアルトに大きな変化が起きた。
期待しないわけにはいかない。
なんども様子を見に行ったが、今のところは順調そうだ。
定時近くになると、ピコン、とメッセージを告げる音が響いた。
北斗はメッセージに気付いてそれを開いた。
新人研究員からのアルトの報告書だ。
『今日は初めての本格的な勤務です。入っていきなりアルトくんを任されて驚きました。アルトくんは最初、無表情でなにを話しかけても反応が薄くてこまりました。白い髪に白い服だと、彼の状態もあいまって、まだなににも染まってない純真な感じがします。今は元気な少年に育ってよかったです』
その文章に、北斗は思わず噴き出した。これではまるで小学生の日記だ。
北斗はメッセージの送信画面を開き、細く長い指をキーボードに滑らせる。
『〈件名:レポートについて〉
敬語でなくていいよ。大学のときのレポートでも敬語ではなかったよね? それからアルトは「くん」をつけなくても大丈夫だよ』
そう送ると、返信はすぐに届いた。
『Re:申し訳ございません。以降、気を付けます』
真面目で律儀そうな女性だ、アルトだけではなく今後の彼女の成長を楽しみにしておくことにする。
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