アホと天才の恋模様

雄二郎

休み時間になると、クラスは一気にうるさくなる。その中でも特に、朝の男の子の周りに女子が集っていてうるさい。
「雄二郎くんって、彼女いてたのぉー?」
あの男の子、雄二郎っていうのか。心も勇気を出して、雄二郎に話しかけてみる。
「あ、あの…雄二郎くん…?」
すると安定のツンとした返事が。
「あ、新入り。何。」
「呼んでみただけなんだけど、そろそろ私の事を新入りって呼ぶのはやめて」
「じゃあ何て呼べばいいんだ?」
「えっと…、ここちゃん、とか」
するとクラスの全体から笑い声が起こった。
「え、いい年してその呼び方―?」
雄二郎は周りの反応に連られ、少し照れながらも「その仇名は呼ぶのも恥ずかしいから、普通に心って呼ばせろよ。」と突っ込んできた。
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