痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
そんな百合のもとに一週間前からかかってくるクレームのお客、牧野様からの電話はかなりしつこかった。
『だからね、あれから一気にガサガサになっちゃったのよ』
「ご不快な思いをさせて申し訳ございません」
『もともと乾燥肌だからしっとりタイプを選んだのに、こんなことになったからショックで。でも高保湿タイプってのもあるじゃない? あれだったら大丈夫だったのかなって思ってるのよ!』
「さようでございますか、それでしたら一度高保湿タイプのサンプルをお送りさせていただくことも可能でございます。ただ、今お肌の状態がよろしくないのであれば一度診断されてから……」
『サンプルじゃなくてもいいわ、一度それも使ってみたいと思っていたからその商品そのまま送ってもらえないかしら』
「……」
(えっとぉ……牧野様は本当に肌が荒れてらっしゃるのかな……)
当然そんな気持ちを吐けるわけもなく、百合はモンスターカスタマーの対応に疲れを溜め始めていたのであった。
『だからね、あれから一気にガサガサになっちゃったのよ』
「ご不快な思いをさせて申し訳ございません」
『もともと乾燥肌だからしっとりタイプを選んだのに、こんなことになったからショックで。でも高保湿タイプってのもあるじゃない? あれだったら大丈夫だったのかなって思ってるのよ!』
「さようでございますか、それでしたら一度高保湿タイプのサンプルをお送りさせていただくことも可能でございます。ただ、今お肌の状態がよろしくないのであれば一度診断されてから……」
『サンプルじゃなくてもいいわ、一度それも使ってみたいと思っていたからその商品そのまま送ってもらえないかしら』
「……」
(えっとぉ……牧野様は本当に肌が荒れてらっしゃるのかな……)
当然そんな気持ちを吐けるわけもなく、百合はモンスターカスタマーの対応に疲れを溜め始めていたのであった。