隠れ美少女とクール系男子
 そうだ、人間不信の体質を克服してみたいことを話してみよう。


「ねぇ、お父さん」

「ん? なんだ~? パパに何でも話してみろぉ!」

「人間不信を克服したいんだけど」

「なるほ……へ?」


 ……この2人、大丈夫そう? お父さんは箸を床に落としてしまったし、お母さんは危うく持っていた皿を落としかけていた。


「えっと、なんでそう思ったんだ?」

「なんでって言われても……夢で見たから?」

「???」


 良くわかっていなさそうだから説明した。幼い頃、母が自身の名前の由来について話していたのを夢で見たこと。また笑ってみたいと考えた自分は人間不信を克服してみたいと思ったことを打ち明けた。

 話し終わったあと、お母さんは放心状態から我に返ったあとわたしに向き直り、心配そうに尋ねる。


「でも、その人間不信がさらに悪化したらどうするの? 愛笑のことだから無理するんじゃないの?」 

「そうだ。いくらなんでも心配すぎる」
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