王子と姫の溺れる愛
その日の夕方。
琉王と勇雄に、琥珀を通じて“仕事終わり次第、湯王邸に来るように”連絡が入った。
琥珀と共に、湯王邸に向かう琉王と勇雄。
「琥珀様、おかえりなさいませ!
琉王様と、勇雄様。
わざわざご苦労様です」
二階堂が丁寧に頭を下げてきた。
「「メグは!?(芽梨は!?)」」
琉王と勇雄の声が重なる。
「今、疲れて眠っておられます。
芽梨様が起きる前に、椿姫様がお二人とお話になりたいそうです」
「とりあえず、上がれよ」
琥珀に言われ、二人はリビングに通された。
リビングに入る。
「二階堂、椿姫は?」
「芽梨様の傍にいらっしゃっいます。
すぐにお呼びしますね」
「ん。
ほら、座れよ」
「うん」
「あぁ」
そこに川下が、コーヒーを持ってくる。
テーブルに置いて、入れ違いに椿姫が入ってくる。
「琉王さん、勇雄さん。わざわざすみません」
「いえ!それより、メグは!?」
「椿姫嬢、芽梨に会わせてくれ!」
「「会って、謝りたいんだ…!」」
「わかっています。
でもここに呼ばれた理由、わかりますよね?」
「はい」
「あぁ」
「メグちゃん、泣いてました。
“私のせいで、琉王さんと勇雄さんを傷つけてる”って」
「え……」
「芽梨のせいじゃないのに…」
「でも…お二人なら、わかりますよね?
メグちゃんは、とっても純粋で真っ直ぐな女性。
他人を疑う事を知らなくて、相手の言動を真っ直ぐ受け止め、真っ直ぐ返す。
それにいつも、自分一人で抱え込む。
メグちゃん言ってましたよ。
“私が頼りないから、兄様に心配かけてる”
“私が頼りないから、琉王さんは兄様を好きになってくれない”って」
「「それは違う!!!」」
「琉王さんとの生活を延期して、一人暮らししようと考えてるって言ってました。
一人で生活すれば、もっと素敵な女性になれるんじゃないかって!
そうすれば勇雄さんは私から解放されて、琉王さんの相応しい女性になれるんじゃないかって!」
「「それはダメだ……!!」」
「わかってます」
「まぁ…それは、芽梨の両親が許さねぇだろうな(笑)
姫坂も、過保護だもんな!
椿姫んとこと同じで」
琥珀がクスッと、笑いながら言う。
「でもメグちゃんは“それくらい”悩んで、自分自身を追い込んでます……!」
琥珀に少し微笑んで、琉王と勇雄を見据えた。
「「………」」
椿姫の言葉に、琉王と勇雄は項垂れていた。
琉王と勇雄に、琥珀を通じて“仕事終わり次第、湯王邸に来るように”連絡が入った。
琥珀と共に、湯王邸に向かう琉王と勇雄。
「琥珀様、おかえりなさいませ!
琉王様と、勇雄様。
わざわざご苦労様です」
二階堂が丁寧に頭を下げてきた。
「「メグは!?(芽梨は!?)」」
琉王と勇雄の声が重なる。
「今、疲れて眠っておられます。
芽梨様が起きる前に、椿姫様がお二人とお話になりたいそうです」
「とりあえず、上がれよ」
琥珀に言われ、二人はリビングに通された。
リビングに入る。
「二階堂、椿姫は?」
「芽梨様の傍にいらっしゃっいます。
すぐにお呼びしますね」
「ん。
ほら、座れよ」
「うん」
「あぁ」
そこに川下が、コーヒーを持ってくる。
テーブルに置いて、入れ違いに椿姫が入ってくる。
「琉王さん、勇雄さん。わざわざすみません」
「いえ!それより、メグは!?」
「椿姫嬢、芽梨に会わせてくれ!」
「「会って、謝りたいんだ…!」」
「わかっています。
でもここに呼ばれた理由、わかりますよね?」
「はい」
「あぁ」
「メグちゃん、泣いてました。
“私のせいで、琉王さんと勇雄さんを傷つけてる”って」
「え……」
「芽梨のせいじゃないのに…」
「でも…お二人なら、わかりますよね?
メグちゃんは、とっても純粋で真っ直ぐな女性。
他人を疑う事を知らなくて、相手の言動を真っ直ぐ受け止め、真っ直ぐ返す。
それにいつも、自分一人で抱え込む。
メグちゃん言ってましたよ。
“私が頼りないから、兄様に心配かけてる”
“私が頼りないから、琉王さんは兄様を好きになってくれない”って」
「「それは違う!!!」」
「琉王さんとの生活を延期して、一人暮らししようと考えてるって言ってました。
一人で生活すれば、もっと素敵な女性になれるんじゃないかって!
そうすれば勇雄さんは私から解放されて、琉王さんの相応しい女性になれるんじゃないかって!」
「「それはダメだ……!!」」
「わかってます」
「まぁ…それは、芽梨の両親が許さねぇだろうな(笑)
姫坂も、過保護だもんな!
椿姫んとこと同じで」
琥珀がクスッと、笑いながら言う。
「でもメグちゃんは“それくらい”悩んで、自分自身を追い込んでます……!」
琥珀に少し微笑んで、琉王と勇雄を見据えた。
「「………」」
椿姫の言葉に、琉王と勇雄は項垂れていた。