ダイヤモンド
第十一章
私には、幼き妹がいた。
まりなには、秘密があった。
2歳の時に車の事故に巻き込まれて20針の注射を受けていた。
公安警察がそれを隠し続けたことが原因で、浜松あゆみは、死んでしまった。
享年38歳だった。
本当の年齢だった。
もう一生会えない。
帰らぬ人となった…。
浜崎あゆみここに、散ると書かれていたら怖かったが、誰かがそのように持っていった事が分かる。
警察問題だとも分かる。
だから、本当に偉い警察官の方のみ、このように叫ぶ。
浜松あゆみ…ここに散る…と。
そのように書かれた看板もあったが、取り壊されてしまったとされている。
この世でだ。
「実家バレるぞ」と、梶の声が聞こえたような気がした。
「えっ?」と、思った瞬間だった。
かじごめん…。
きっと…言えないままの消化の本。
これは、長くなるかもしれないと…見抜いてくれたのも本当は、梶の方だった。
ごめん。
ありがとう。
たかゆきへ…きっと恐らくあなたは、この小説をリアルタイムでは見ないでしょう。
何故って?……
……
今、まりなのすぐ隣りにいるから必要ない。時間を俺達の為に使え。俺ならそうすると言わんばかりに私に向かって言いそうな予感がするから……。
ありがとう……。
ありがとう……。
愛してる。
これをいつの日にか見ることがあったら馬鹿だなと言って笑ってね…。
ありがとう。