【コンテスト用シナリオ】地味カレ、夜はNO.1ホストさま!?〜この恋、背負い投げで一本勝ち〜
9
〇ホストクラブ・バックヤード・夜
ト書き:
控室のホワイトボードには、No.1~No.5の売上順位。
蓮(レン)は「No.2」。隼人が「No.1」で、僅差。
ト書き:
蓮(レン)が鏡の前でネクタイを締める。髪をオールバックに整える姿には、これまでにない気迫が宿る。
スタッフ「最近のレンさん、ガチですね。…狙ってるんですか、No.1」
蓮(レン)「当たり前だろ」
スタッフ「ひぇ……」
ト書き:
蓮(レン)が静かに、でも強く言い切る。
蓮(レン)「1ヶ月って決めたからな。全力でやって、終わりにする」
〇大学・文芸部・昼休み
ト書き:
小春が、部室の隅で一人ノートに書き込みをしている。
部員A「小春ちゃんの“ホスト短編”、また読みたいな~!」
部員B「今度は“恋が終わった後”とか? 切ないのも似合いそう」
小春「……書きます! ちゃんと最後まで!」
ト書き:
部員たちがどよめく。
小春(モノローグ)
(わたし、まだ好きって言ったまま、止まってた)
(でも、あの人が夢を本気で叶えようとしてるなら、わたしも……)
〇大学・図書館・夕方
ト書き:
小春がノートPCに向かい、小説を書いている。隣には、蓮が以前忘れていった文学賞の募集要項のコピー。
小春(モノローグ)
(わたしも……自分の言葉で、ちゃんと人に届くものが書きたい)
(もし、この想いがいつか誰かに届くなら――)
〇ホストクラブ・ラウンジ・夜
ト書き:
蓮(レン)が、完璧な笑顔とトークで客を次々に魅了している。隼人ですら、どこか圧倒されたような表情。
隼人「……マジで取りにきたな、No.1」
スタッフ「レンさん、今月の売上、やばいっす!」
〇大学・夜道
ト書き:
小春が原稿用紙の束を胸に抱えて歩いている。
ふと、スマホを開いて連絡帳の“蓮先輩”を見つめる。
小春(モノローグ)
(連絡しないって、決めたのに)
(でも、次に会ったとき、胸張って言いたい)
(――わたしも、頑張ってたよって)
〇ホストクラブ・控室・深夜
ト書き:
蓮(レン)が静まり返った控室で、カバンからノートを取り出す。
そこには、何度も書き直された小説原稿の束。
蓮(レン)(モノローグ)
(君の“好き”は、もう演技じゃなかった)
(俺は……やっと、それに応えたくなった)
TO BE CONTINUED…
ト書き:
控室のホワイトボードには、No.1~No.5の売上順位。
蓮(レン)は「No.2」。隼人が「No.1」で、僅差。
ト書き:
蓮(レン)が鏡の前でネクタイを締める。髪をオールバックに整える姿には、これまでにない気迫が宿る。
スタッフ「最近のレンさん、ガチですね。…狙ってるんですか、No.1」
蓮(レン)「当たり前だろ」
スタッフ「ひぇ……」
ト書き:
蓮(レン)が静かに、でも強く言い切る。
蓮(レン)「1ヶ月って決めたからな。全力でやって、終わりにする」
〇大学・文芸部・昼休み
ト書き:
小春が、部室の隅で一人ノートに書き込みをしている。
部員A「小春ちゃんの“ホスト短編”、また読みたいな~!」
部員B「今度は“恋が終わった後”とか? 切ないのも似合いそう」
小春「……書きます! ちゃんと最後まで!」
ト書き:
部員たちがどよめく。
小春(モノローグ)
(わたし、まだ好きって言ったまま、止まってた)
(でも、あの人が夢を本気で叶えようとしてるなら、わたしも……)
〇大学・図書館・夕方
ト書き:
小春がノートPCに向かい、小説を書いている。隣には、蓮が以前忘れていった文学賞の募集要項のコピー。
小春(モノローグ)
(わたしも……自分の言葉で、ちゃんと人に届くものが書きたい)
(もし、この想いがいつか誰かに届くなら――)
〇ホストクラブ・ラウンジ・夜
ト書き:
蓮(レン)が、完璧な笑顔とトークで客を次々に魅了している。隼人ですら、どこか圧倒されたような表情。
隼人「……マジで取りにきたな、No.1」
スタッフ「レンさん、今月の売上、やばいっす!」
〇大学・夜道
ト書き:
小春が原稿用紙の束を胸に抱えて歩いている。
ふと、スマホを開いて連絡帳の“蓮先輩”を見つめる。
小春(モノローグ)
(連絡しないって、決めたのに)
(でも、次に会ったとき、胸張って言いたい)
(――わたしも、頑張ってたよって)
〇ホストクラブ・控室・深夜
ト書き:
蓮(レン)が静まり返った控室で、カバンからノートを取り出す。
そこには、何度も書き直された小説原稿の束。
蓮(レン)(モノローグ)
(君の“好き”は、もう演技じゃなかった)
(俺は……やっと、それに応えたくなった)
TO BE CONTINUED…