スターリーキューピッド
アグレッシブサン
明吾side


「いきなり呼び出してごめんな」

「いいよいいよ。ちょうど気分転換したかったとこだし」


期末テスト直前の土曜日。

『気晴らしにご飯でも食べに行かない?』と、整二を近所のファミレスに誘った。


「それで、話って?」


二人掛けの席に座り、ドリンクバー付きの日替わりランチを注文したところで、整二が話を切り出した。

メッセージの通り、勉強の息抜きで呼んだと思ってるよな。


「単刀直入に聞くけど、いいか?」

「お、おう」

「美月のこと、どう思ってる?」


尋ねると、整二は「へ?」と間抜けな声を出すと同時に目を見開いた。


「どうって……親切で頼れる良きクラスメイトって思ってるけど」

「……そう」
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