スターリーキューピッド
名前が出た途端、顔がしかめっ面に。
嫌なら断ればいいじゃんって話だけど、連絡先交換してないから、仲介役は避けられないんだよね。
「いつ?」
「今月の第4日曜日。午後からの予定だけど」
「あー、その日は無理。明吾と賢多と映画に行くから。ごめんね四居さん」
申し訳なさそうに手を合わせた友清くん。
眉尻は下がっているが、口角は上がっていて。「よっしゃラッキー♪」と喜ぶ心の声が聞こえてくる。
また誘いが来ることを予想して、あえて入れたんだろうな。
「詳しい場所とか時間は、整二経由で知らせるから」
「わかりました。友清くん、また、よろしくお願いします」
「いえいえ。気になることがあったらなんでも聞いてね〜」
今日1のニッコニコ笑顔。語尾まで弾んでて、もはや隠す気ゼロ。ドンピシャで当たって良かったね。
機嫌を直した彼に心の中で語りかけ、トレーニングを再開したのだった。
嫌なら断ればいいじゃんって話だけど、連絡先交換してないから、仲介役は避けられないんだよね。
「いつ?」
「今月の第4日曜日。午後からの予定だけど」
「あー、その日は無理。明吾と賢多と映画に行くから。ごめんね四居さん」
申し訳なさそうに手を合わせた友清くん。
眉尻は下がっているが、口角は上がっていて。「よっしゃラッキー♪」と喜ぶ心の声が聞こえてくる。
また誘いが来ることを予想して、あえて入れたんだろうな。
「詳しい場所とか時間は、整二経由で知らせるから」
「わかりました。友清くん、また、よろしくお願いします」
「いえいえ。気になることがあったらなんでも聞いてね〜」
今日1のニッコニコ笑顔。語尾まで弾んでて、もはや隠す気ゼロ。ドンピシャで当たって良かったね。
機嫌を直した彼に心の中で語りかけ、トレーニングを再開したのだった。