君の隣。
新太とビーチで待ち合わせる
あたりは真っ暗で月の明かりで照らされた海がキラキラととてもきれいだった
上を見上げると星空が広がっていて見とれてしまうほど美しかった
星空を眺めていると後ろから声がした
「星、すごいきれいだな」
新太だ
「キャンプの時の星空もきれいだったけど沖縄の星空は比べものにならないくらい星が多くてすごいきれい」
「話す時間無いと思ったけど会えてよかった
柚那に渡したいものがあって、
これ、お店で見たときにいいなと思ったから」
新太が渡してきたのは沖縄のホタルガラスで作られたブレスレットだった
ブレスレットも新太とペアになっているものだった
「ありがとう!
かわいいしとってもきれいだね
わたしも新太に渡すものがあって…」
わたしも新太にネックレスを渡した
"ありがとな"
そう言って早速ネックレスをつけてくれた
わたしもブレスレットをつける
少し無言が続いた
新太は何か考えているようだった
話し始めたのは新太だった
「柚那はさ、まだいろいろ不安なんだよな?
見てればわかるよ、
不安にさせてごめんな、」
話してる最中にわたしは泣いてしまった
泣くつもりなんてなかったのに、
「柚那、だいすきだよ」
新太はわたしの涙を優しく拭って口づけをした