突然、課長と秘密の関係になりました
 


 そんなこんなでクリスマスが来て、年末になり、年が明け、九連休も終わろうとしていた。

「もうっ?
 もうおやすみ、終わりなんですかっ?

 私、まだなにも成し遂げてないのにっ」
と一彩は叫ぶ。

「……たった九連休で、お前はなにを成し遂げるつもりだったんだ」
と彰宏に言われ、また遊びに来ていたかつてのヒーローに、

「世界征服?」
と笑われる。

「……何故、私が悪なんですか。
 またメタメタに負かしたからですか。

 なのに来るのは何故なんですか。
 ドMですか」
と一緒に来ていた愛らしいヒーローの子どもたちに後ろからぶら下がられながら、一彩が言うと、

「反射的に悪は倒さねばと思ってしまうんだろ? ヒーローだから」
と彰宏が言う。

 そのあとで、はっ、という顔をしていた。

「お前と一緒に住んでいる俺は悪と共存しているということかっ!」

「……課長、また結構呑んでますね」
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