突然、課長と秘密の関係になりました
 


「僕はもうどっちでもいいなー。
 誰も知らないことだし」

 ――おい、弟。

「かえって愛を自覚したよ。
 僕、結構一彩ちゃんのこと気に入ってたんだなあって」
と浩司は言う。

「そもそも、一彩ちゃんだって、ほんとうに父さんの子かどうかわからないじゃん」

 ……まあ、そうなんだが。

 朱鷺子さん、父さんが怪我をしたタイミングで言っておこうと思うなんて、結構確信があるんじゃないだろうかと思ってしまう。

 そんなことを彰宏が考えているころ、一彩は――。



 
< 113 / 295 >

この作品をシェア

pagetop