突然、課長と秘密の関係になりました
 


「じゃあ、今、ご両親と兄妹三人で暮らしてるんですね~」

 エレベーターで黒須がそう言ってくる。

「まあ、こんな人数で暮らすのは初めてだが、意外に面白いかな」
と彰宏は言った。

 兄弟はたくさんいるが、みんなで一緒に住んだことはなかったからだ。

「確かに面白いですよね」
と一彩も言ったが、何故か一点を見つめている。

「……ある日、私の漫画がなくなっていて。
 違う漫画が置いてあったりするんですよ」

「あれは俺じゃないぞ、浩司だ」

「その前は課長じゃなかったですか?」
と一彩が言って、黒須に引かれる。
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