突然、課長と秘密の関係になりました
「パジャマのもこもこズボンに足を二本とも入れて死にかけたり。
まるで料亭かなにかのように温かいものを温めた器で出してきたなと思ったら、食洗機回す当番なのに忘れてて。
夕食のギリギリで回して、慌てて皿取り出して、おかず載せただけだったり」
「昴さんは、器まであったかいねーって喜んでくれましたよ」
「ともかく、すべてが雑なんだ。
職場で見る以上に雑だ。
俺は妹じゃなくて、弟ができた気分だ」
はは、と黒須が笑ったとき、エレベーターの隅の方から声がした。
「でも、課長とはお似合いじゃないですか?」
人がいたのかっ、と彰宏はビクつく。
余計なことを聞かれてしまったな、と思いながら、
「いや、今の話で何処をどうして……」
と彰宏は言ったが、その派手なスーツを着ているのに何故か気配を消していた女はまた、
「課長と一彩、お似合いですよ」
と言う。
彰宏は知らなかったが、黒須を好きな女性社員、令美だった。
まるで料亭かなにかのように温かいものを温めた器で出してきたなと思ったら、食洗機回す当番なのに忘れてて。
夕食のギリギリで回して、慌てて皿取り出して、おかず載せただけだったり」
「昴さんは、器まであったかいねーって喜んでくれましたよ」
「ともかく、すべてが雑なんだ。
職場で見る以上に雑だ。
俺は妹じゃなくて、弟ができた気分だ」
はは、と黒須が笑ったとき、エレベーターの隅の方から声がした。
「でも、課長とはお似合いじゃないですか?」
人がいたのかっ、と彰宏はビクつく。
余計なことを聞かれてしまったな、と思いながら、
「いや、今の話で何処をどうして……」
と彰宏は言ったが、その派手なスーツを着ているのに何故か気配を消していた女はまた、
「課長と一彩、お似合いですよ」
と言う。
彰宏は知らなかったが、黒須を好きな女性社員、令美だった。