突然、課長と秘密の関係になりました
 


「DNA鑑定をしてくれる会社を見つけたわ」

 昼休み、一彩が社食にいたら、令美がそう言いながら、やってきた。

 前に座っていた彰宏が、

 ……いや、仕事中は仕事しろ、という顔をする。

「なんでそんな行動早いんです?」
と一彩が訊くと、令美は、

「ドラマとか見ててよく思うのよ。
 さっさと白黒つけたらいいのにって」
と言う。

「いや~、まあ、うちはそれでいいんですけど」
と一彩が言うと、彰宏が何故か、

 それでいいんですけどっ!?
という顔をしていた。

「例えば、令美さんが実は黒須と姉弟かもしれないって言われて。

 DNA鑑定の会社で、ほんとに姉弟ですって言われたら、どうするんですか?」

「え?
 爆破する」

 はい? と周りで聞いていたすみれたちも訊き返す。
< 125 / 295 >

この作品をシェア

pagetop