突然、課長と秘密の関係になりました
 浩司は収納グッズの入った大きな白い袋を抱えている。

「『楽しげに、同棲している彼女とインテリアを物色っ』」

 ……三段ボックスとかですよ。

 インテリアとかいう立派な代物じゃないですよ。

 掃除のあと出てきたので、珍しく髪をまとめていたし。

 会社に着てくるのとは違うカジュアルなコートを着ていたので、令美にはこれが一彩だとわからないようだった。

「きっとあの匂わせの女よっ」

 そこだけ当たってますが、私が匂わせたわけじゃないですからね~。

「彼女なら彼女だって、ハッキリ言ってくれればいいのにっ。
 事務所に電話したら、妹さんですって言われたって。

 浩司は一人っ子のはずでしょうっ?」

 ……浩司さんに兄弟はたくさんいますよ。
 総勢何人なのかは、私も把握していませんが。

 まあ、同じ母親の子は一人だ、という意味で浩司は言ったのだろう。
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