突然、課長と秘密の関係になりました
土曜の夜。
彰宏はキッチンに立ち、メガ盛りの肉で鍋を作ろうとしていた。
あの日、一彩にメガ盛りを譲ったあと、同じ系列のスーパーの違う店で買ったメガ盛りだ。
小分けにしていた残りを解凍したのだ。
――もういい年なのに、肉好きだからな。
「メガ盛り、いいねえっ」
と言ったのは、父、昴だった。
それで一緒に買いに行ったのだが――。
大量の野菜とともに肉を鍋に放り込む。
温まるし、野菜も肉もとれるし、冬は鍋だな、と思いながら、彰宏はパントリーにずらりと並んでいる鍋のもとからひとつ選んだ。
寒いから、しょうが鍋にするか。
冷凍していたご飯を確認すると、ちょっと足りなかった。
ふたたび、パントリーに戻り、パックのご飯を持ってくる。