推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
翌日。
「じゃあ瑠亜、頑張ってね」
「だから何がっ⁉︎」
私は委員会がある涼香と別れ、昇降口へ向かった。
『高峰くんの家に行くことになった』と伝えてから、ずっと謎の『頑張ってね』を言われ続けていて。
勉強のことかと思ったら、『瑠亜って本当に天然バカ』と急に悪口を言われて。
……帰ろうかな(失礼)。
「瑠亜」
「あ……高峰くん」
柱にもたれて立っていた高峰くんに駆け寄る。
いや、やっぱり推しの家だもの!
行きます!!
行かないバカがどこにおる!!!
さっきから、チラチラと女の子が通りすがりに高峰くんを見て、顔を赤くしてる。
まぁそうですものね、分かりますよその気持ち……!
そして毎回の如く刺さってくる痛い視線……!
ごめんなさい本当に。
これからこの方のお宅に行くなんて口が裂けても言えぬ。
一緒に歩き始めてる時点でかなりアウトだけど。