推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
笑顔が神々しいよぅ……っ。
じゃなくて、ん……?
「あの、なんで私なんかの名前を……」
「あー……有名だから、ね」
「へ?」
私、何かしたっけ……。
「ほら、可愛いから。よく男子が噂してるんだよ。
それより瑠亜って呼んでもいい?」
「っ……ぜひ!」
やばいやばいやばいやばいやばい、可愛いって!
しかも瑠亜って、呼んでもらえたっ!
もう私死んでもいい……!
「あのさ……もしかしてだけど、俺のこと見てた子だよね?」
「へっ」
「よく目が合ってたんだけど」
「〜〜〜⁉︎」
ちょっと待って、まさか本人にバレてたの⁉︎
無理無理無理恥ずかしすぎるよぉぉ!
やっぱ私死んでもいい……。
「ねぇ、なんで見てたの?」
「っ、」
「教えて」
ベッドに身を乗り出して迫ってくる高峰くん。
少しでも動いたら、何がとは言わないけど当たってしまいそう……っ。
私は色々な感情で顔に熱が集まるのを感じた。