推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「チッ……男いたのかよ」

「まぁいい、他のとこいこーぜ」

「おい」

「……あ?」



そそくさと出ようとした彼らを引き留める高峰くん。

その目には、闇が灯っていた。



「聞こえなかった?お前らみてーなやつはここにいらないわけ。失せろ」

「はぁ?お前、さっきからバカにすんのも大概にしろっ、」

「30秒。30秒後に学校出ていかなかったら……ね?」

「っ、くそっ、行くぞ!」



フッ、と微笑んだ高峰くんを見て、今度こそ悔しげに顔を歪ませて教室から駆け出して行った。

……さすがに今のは、私もゾクっとした……。

え、何今の、え?
……本当に、高峰くん、だよね……?



「あの……高峰、くん」

「ん、どーしたの、瑠亜?」

「……あれ」



高峰くんを見上げると、目に光は戻りいつもの優しい微笑みを浮かべた。

……?夢?幻?


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