推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



お、推しが私に向かって手を出しているんですけど⁉︎


周りの女子が卒倒してるんですけど⁉︎


ていうか私も卒倒しそうなんですけど⁉︎⁉︎


「瑠亜の願い、秒で叶ったじゃない。
ほら行ってらっしゃい」


なんだか面白そうに笑ってる涼香に押し出され、私は訳が分からず彼の手を握った。


その途端また悲鳴が上がって、さらに頭がパーになる。


「速くしないと俺の班負けそうなんだよねー。はい、走るよ」

「⁉︎⁉︎ちょっ、待っ……!ひゃぁぁ」


苦笑した後ものすごい勢いで走り出した高峰くんに引っ張られていく。


いや、速すぎてもはや私の足地面についてないよ⁉︎


やっと空気を吸えた時にはお題が読み上げられていて。


「お題は、小動物みたいな人!
高峰さん、感想はありますか?」

「そうですねー……彼女、リスに似てると思いません?」

「へ⁉︎」

「「「「「きゃあああ」」」」」


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