推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



──バシャンっ……!


二人して、波にダイブした。

俺が瑠亜に覆い被さっている。
かろうじて全体重をかけなくて済んだ。

思いきりびしょ濡れな瑠亜は、海水を飲んでしまったのか涙目で少し咳き込んでいる。

って、うわー……

この体勢と近さはまずい。何より瑠亜の色気がやばい。
理性理性理性理性理性理性理性。



「ふー……大丈夫、怪我とかない?」

「私は全然っ!巻き込んじゃってごめんなさい……」



いや、むしろラッキーと言うか。
密かに天が授けてくれたシチュエーションに感謝した。

すると。



「ふふっ……高峰くん、ビショビショ。可愛い」

「っ……!」


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