推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
私は頭を抱える。
誰か私の味方になってプリーズ……。
「って、は?何これ」
「あ、ちょっと待って返して!」
そんな時、突然声を上げた秀馬くんに涼香が焦って手を伸ばした。
「おい……これどーいうことだよ」
「っ!」
私は秀馬くんがぐっと眉を寄せながら見せてきた画面に頭がフリーズした。
そこには、海に行った時の全員が写っている写真が。
そう、高峰くんも写っている……。
「この4人で?海に行ったのか?しかも水着着て??」
「わ……涼香、ここは退散しよう」
「ごめんね瑠亜、後で謝るから……」
「ちょっ、二人とも……きゃっ」
スマホを取り返しいそいそと教室の中に入った二人に恨みを募らせていると、バッと手を掴まれた。