はいはい、こちら中野通交番です。 ただいま熱愛中。
 なになに? 税調は増税する所だ?
何にも出来ないひよっこのくせに偉そうにほざくんじゃねえよ。 離党案件だな。
なあ、ドリルちゃん。 立憲にでも行ったらどうだね?
 ロシアを宣伝して歩くロシア馬鹿も居る。 減税されてギャーギャー喚いているおばさんも居る。
かと思えば足元の県議会は何だい? 金を取られたの使ったのって変な騒ぎばかり起こしてやがる。
このままじゃ自民党は空中分解しますぜよ。 まあ、したほうがいいと思うけど。
 国会じゃあまだまだ裏金議員が活動してるわけだし都道府県議会もギクシャクしてるわけだし。
やつら本気で出直す気が有るのかなあ? 有るなら企業献金は全廃してるよね。
献金に群がってるってことは出直す気も立て直す気も無いってことだ。 こりゃあ今後の選挙は危ないなあ。
 辛うじてあのおばさんの人気で保ってるようなもんだぜ。 情けない政党だぜ。
その人気のおかげで相続税を無くすとかニーサに個人向け国債を入れるとか何とかって打ち上げることも出来たんだろう。 今じゃ元に戻ってるけど。
 2056年現在、「時限付きの消費税減税は間違いでした。」ってことになってるぞ。 やるなら時限なんて付けるなよ。
ピストル持って「高市ーーーーーー‼」って吠えてやる。 漫画見過ぎ。
 おまけに国際刑事裁判所はどえらいことになってたなあ。 アメリカが制裁したんだっけ?
確かにね、国際問題を解決するには国同士でガチンコしないと解決しないんだよ。 勝つか負けるかだ。
 それをさあ体裁を整えて国際機関がやってみてもどっちに転ぶか分からないだろう。 中国やロシアに転んでもらっちゃ困るんだよ。
まあアメリカだって本音は分からない。 何をしてくるか分からないんだから。
でもはっきりしてることはアメリカの力が落ちてきてることだ。 30年経ったらなおさらはっきりと見えてきたよ。
 確かに中国もロシアも国自体は分散霧消している。 でもまだまだ昔を引きずっているやつらは居る。
そいつらが裏に回って動き回っているのも知られている。 昔ほどじゃないけど。
 さらにはっきりしてるのはAIに頼り過ぎて人間同士の触れ合いがかなり薄くなってるってこと。
病院だって医者も看護師も全てロボットだ。 スーパーだって。
 バスは自動運転だし学校だって変わってきた。 面白くないよなあ。
おかげでこの町も囁きすら聞こえない。 これでいいのかね?
 そりゃあ毎日毎晩酔っ払いに暴れられたんじゃ堪ったもんじゃないけどさあ、、、、、。 でもそれってうちの親父だろう。
親父くらいしか暴れ無い町になってたんだよなあ。 その町が完璧に廃れちまった。
今じゃあ希望を語る人も無く、、、、、、、、、おいおい それは寂し過ぎるよ。
 「でもさあ、私たちが死んだ後はそんな時代になっちゃうのよ。 ああ寂しい。」 「とか何とか言うけどそうなる物はそうなるんだよ。」
「何 覚ったようなことを言ってるの?」 「この30年 町がどうなったと思ってんだよ?」
「そりゃあ見れば分かるわよ。」 「そんなもんか。」
「ダメだったかなあ?」 「まあいい。 俺たちが死ぬ日のことを考えようぜ。」
「嫌だなあ。 私はまだまだ生きてるつもりですけど、、、。」 「そっか。」
 とはいっても俺たちはもう60代。 次の世代に世の中を任せる時だ。
だちが言ってたな。 「引退した先生に選挙の話をしたら「これからは君たちの時代なんだ。 頑張れ。」って言われたって。
でもさあ、今この時に「お前たちの時代だ。 頑張れ。」って言えるようなやつらは居るかなあ? 「居るかな?じゃなくて探すのよ。」
「とはいうけどこれじゃあなあ。」 「そうやって諦めるから何も見えないの。」
「じゃあお前には見えてるのか?」 「和之が居るじゃない。」
そう聞いて俺は引っ繰り返った。 「何よ? 変だった?」
「それはあんた、息子でしょうがね。」 「息子を信用しなくてどうするのよ? オタンコナス。」
「オタンコナスより焼きナスのほうがいいなあ。」 「訳分かんないこと言わないで。 ほらほら夕食よ。」
 麻理はいつものように俺をテーブルに追いやるのですよ。 虐められて多良死んじゃうわ。
 「あなたなら少々虐めたって100年は死なないから大丈夫よ。」 「お前はどうなんだよ?」
「おっぱい触られただけで死んじゃうわーーーー。」 「あっそ。」
「冷たいのねえ。 もっと悲しんでよ。」 「ウェーン 嫁が死んじゃったあ。」
「やっぱり妻じゃなかったんだなあ。 すっとこどっこいボケ親父目‼」 「うわーーーーー‼ やられたーーーーーー‼」
「勝手に転がってな。 ボケ親父。」 またまた麻理は噴火して台所に立った。
 「ただいまーーーーー。」 「はーーーーーい。 帰ったのね?」
夕方も7時を過ぎた頃、疲れた顔の和之が帰ってきた。 今夜は彼女も一緒らしい。
 「あらあらあら、博美ちゃんも来たのね?」 「こんばんは。 お邪魔します。」
「いいのよ。 自分の家だと思って背伸びしても。」 「いいんですか?」
博美が見ていたのは、、、、、、、俺。 「ああ、それなら気にしなくていいわよ。 座布団にしても怒らないから。」
 「うわーーーー、若い子のお尻が、、、。」 「悪かったわね。 おばあさんで。」
「そうじゃないってば。」 「若いからって手は出させないからね。」
「お前に出してやる。」 「あらあら、元気なのねえ。 お父さん。」
 「お元気ですねえ。」 「いいの。 私のメロンを見たら元気になるんだから。」
「あたしらもこんな夫婦になろうね。 和之君。」 「それはどうかと思うけど、、、。」
 「お父さんたちを見習いなさい。 なあ和之君。」 「偉そうに、、、。」

 それにしても30年前はほんとにひどかったなあ。 中道改革連合とかいう訳の分からんグループが出てきて、、、。
何をやるかと思ったら中傷動画をネタに騒いだだけだった。 あんな政党も無いよなあ。
 おまけに支持率は地面を這っているだけ。 あれじゃあ政権なんてまずまず取れないぞ。
 言い出しっぺのじいさんは引っ込んでしまって黙り込んでるし代表になったあのお方はのらりくらりと言い逃げてるだけ。 立憲民主党からも自民党からも見放されて何処にも行き場が無い。
夏までに合流するかと思いきや、立憲の反対で空中分解してしまった。 哀れな哀れな人たち。
 議員はどうでもいいとしてあの中道に投票した人たちは報われないよなあ。
しかも合流を言い出した公明党の議員から中道を逃げ出すんだよ。 身勝手すぎるよなあ。
 思えば自民党にくっ付いたのも我が身を護るためだった。 でありながら自分から連立を蹴散らしたんだ。
精神を病んでないか? あの人たち。
見苦しいからさあ、さっさと中国に移住してほしいんだよなあ。 そうすれば代表だって喜ぶだろうに。

 「ねえねえお父さん。 今夜も一緒にお風呂入ろうね。」 お茶を飲みながらぼんやりしていた俺に麻理がいきなり言ってきた。
「お、オー。」 「なあに? 驚いた?」
「驚くよ。 いきなりなんだから。」 「和之も居るからさあ、脅かそうと思って。」
「心臓が飛んで行くわ。」 「まだ飛んでなかったの?」
「そうだよ。 お前が居るから。」 「私のせいなの?」
「この可愛い可愛い妻を可愛がってやらないと死ねないから。」 「たーーーーーーっぷり可愛がってね。 お父さん。」
そう言って麻理はキスをしてきた。 「見てられないわ。」
「見てもいいのよ。 あんただって30年後にはこうなるんだからね。」 「ならないよ 俺は。」
「お父さんもそう言い張っててこうなったのよ。 諦めなさい。」 「そうなのか。」
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