執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
プロローグ
プロローグ
眼下には宝石箱をひっくり返したようなキラキラとした光の粒が見える。
真新しいセレブリティ感溢れるタワーマンションの高層階から見下ろす景色は、どこか非日常的だ。
ここはどこなのか。訳がわからないまま、雫は恋人である幹太に連れ込まれてしまった。
彼に別れ話を切り出そうと思っていたのに、いつもとは違う雰囲気を纏った彼に逆らえず口答えなどもできずにここまで来てしまったのだけれど……。
「俺と別れるのも許さないし、俺に内緒で去るのも許せない」
絶対に逃がさない。そんな強い意志を滲ませながら、逃げるという選択肢を雫から奪い取ってくる。
揺るぎない気持ちが幹太の視線から伝わり息を呑むと、彼は表情を一切消して訴えかけてきた。
「なにより許せないのは……、お前を一人で母親にすることだ」
「幹太……くん」
やはり、彼は気がついていた。雫が妊娠をしていることを……。
眼下には宝石箱をひっくり返したようなキラキラとした光の粒が見える。
真新しいセレブリティ感溢れるタワーマンションの高層階から見下ろす景色は、どこか非日常的だ。
ここはどこなのか。訳がわからないまま、雫は恋人である幹太に連れ込まれてしまった。
彼に別れ話を切り出そうと思っていたのに、いつもとは違う雰囲気を纏った彼に逆らえず口答えなどもできずにここまで来てしまったのだけれど……。
「俺と別れるのも許さないし、俺に内緒で去るのも許せない」
絶対に逃がさない。そんな強い意志を滲ませながら、逃げるという選択肢を雫から奪い取ってくる。
揺るぎない気持ちが幹太の視線から伝わり息を呑むと、彼は表情を一切消して訴えかけてきた。
「なにより許せないのは……、お前を一人で母親にすることだ」
「幹太……くん」
やはり、彼は気がついていた。雫が妊娠をしていることを……。
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