高嶺の彼女



「…みっ、ゆみ、優美!」



目を開けると、そこはなにもない、質素な部屋の、白いベッドの上だった。


横をちらっと見ると、かがんで私を覗き込む、親友の桐霞。



「きり、か。」


かすれた声で呼ぶと、



「あーーー、良かった。うなされてたからさ、、またあの事?」

あの事、というのは言わなくてもわかる。


「うん、」
< 3 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop