高嶺の彼女

本来なら解放されてすぐにでも体を起こそうとするけれど、それは叶わなかった。

足は傷だらけで、2倍以上に膨れ上がり、頭もなんだか重い。



それも、岩が乗ったままかのように。しかも、体中がとても痛い。



私が出勤したあの日からどれだけ経ったことか。

空腹で吐き気が込み上げてくる。


「今日、なんにち、ですか…?」


かすれる声でゆっくり問いかけると、


「今日ですか?7月23日の金曜日です。
おそらく最初の爆発から3日も経っているため、何かの引き金で長期的に気絶していたのでしょう。」

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