最強パティシエは、幼なじみに恋をする
「ねえ、月森さん。もし良かったら、今度一緒にスイーツ巡りにでも行かない? 私、美味しいお店たくさん知ってるから」
白鳥さんが、少しはにかんだように微笑みながら、私を誘ってくれた。
これまでの彼女とは違って、その笑顔はとても柔らかいものだった。
私は嬉しくて、瞳を輝かせる。
「うん、行こう! 七海も誘って、みんなで」
「ええ」
私の笑顔に、白鳥さんもふわりと微笑んだ。彼女の瞳にも、安心したような、嬉しそうな光が灯ったのが見えた。
私たちの間に、新しい友情が芽生える兆しを感じた。
長年のコンプレックスだった怪力が、自分と周りを繋ぐ「個性」として受け入れられていくことに、私は大きな喜びと自信を感じた。
数日後の昼休み。
私がクラスメイトと笑いながら話していると、湊斗がそっと近づいてきた。