何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした
side.翠


「あらら。もしかして俺ってすずチャンから嫌われてる?だとしたらショックだなぁ」

少しもショックなんて受けていない顔で、すずが走っていった脱衣所の方を見てため息をつくつかさ。

こいつ、何もわかってねぇのな。

「そうじゃねぇよ。お前が上半身裸なのが耐えられないほど恥ずかしかったんだと思うぜ」

「ええっ?すずチャンってそこまでなの?で、翠。すずチャンの素性はしっかり調べたワケ?」

黒のゆるいスウェットを着ながら、なんてことのない世間話のようなノリで聞いてきたのには腹が立ったが、

「ああ。全て解ったぜ。すずは___」

こんな奴にでも話さずにはいられないほどの、すずの身に起こった出来事を___。
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