何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした
「…あ、」
確かに今日という一日が怒涛のようだったから、緊張しっぱなしだった体はカチカチに固まっていた。
翠さまは、何でもお見通しなんだなぁ…。
敦さまさえ気付かなかった事まで翠さまは気付いてくれたりする。
どうして…?
「すず…?」
わたしを呼ぶ優しさに溢れた声音。
愛しみに溢れた柔らかい表情。
出逢ったばかりなのに勘違いをしてしまいそう。
もしかしてこの方は、わたしのことを____
「お二人サン、こんな所で座り込んで何しているのさぁ」
突然ニヤけをはらんだ声が上から降ってきて、ハッと我に返った。
「なに、もう風呂から上がったの?」
「ん。今日はもう眠いからシャワーだけにしておいたワケよ」
「お前が過激発言するから、すずが腰抜かしたんだよ」
「えっ、そうなの?すずチャンって本当にウブなんだねぇ」
「じょっ!はっ…!!」
「え?」
「お風呂、入らせていただきますっ!!!」
わたしは逃げるように脱衣所へと猛ダッシュした。
つかささま!!!上半身、裸ですっっ!!!